全国大会に出場して
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たった1回出場しただけで偉そうなことは言えませんが,最後に少しだけ感想を述べたいと思います。 選手のレベルは九州大会と比べて大差なく,地域の差がかなり大きいようです。 参加することに意義がある大会だからでしょうか,一緒に出場した隊員の方々は皆さん意外にリラックスされていて,びりびりした緊張感は伝わってきませんでした。 場慣れした方ばかりだったのでしょうが,おかげで私もよけいな緊張をすることなく,実力を出すことが出来ました。 大会の大きな目的の一つに,他都市の職員と親睦をはかることがあげられますが,同じ目標のために頑張っている者同士ですから,気軽に声を掛け合えて,すぐに打ち解けることが出来ます。 当然ですが,日本全国から救助隊員が集まっているわけですから,いろいろな地域の様々な話が聴けます。 思いもよらない地域の特性など,実に勉強になり視野も広がった気がしました。 「また来年会いましょう!」と言って握手を交す時には,熱いものを感じます。 こんな良い経験ができて「今まで頑張ってきてよかった」と思いました。 苦しい訓練や,大会を通じて得られるものの多さに,いまさらながら気付かされ,驚いている次第です。 それから,もうひとつ忘れてはいけないのが,大会を運営する係の方々の苦労です。 事務局を始め,開催地の職員の方々は,会場や施設の設営から来賓の対応,人員輸送,宿泊場所の手配など膨大な事務を懸命にこなしているのです。 この苦労を思えば,選手として出場する方がよっぽど気楽だと思ってしまいます。 大会運営のために苦労をされている方々に感謝しましょう。
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